Ph.D.

出願した大学院と結果

今日は朝に金環日食があった。

ぼくはそんなことには全く興味がないのだが、「木漏れ日の形が違うから見てみて!」と7時過ぎに母に起こされてしまった。

早起きは気持ちいいので、まあ良しとしよう。


今回は、僕が出願した大学院について、参考までに載せておこうと思う。

僕が出願したのは以下の4校だ。

1)University of California, Irvine(3月初旬に合格、進学予定校)

2)University of Wisconsin Madison(4月中旬に連絡有、辞退)

3)Northwestern University(12月下旬に不合格)

4)University of Alabama Birmingham(2月初旬に合格、4月中旬に TA の offer、その際に辞退)

勝因、敗因を振り返ると、まず Northwestern University にかなり早い段階で落ちたのは TOEFL の足切りに引っかかったためだと思う。

この大学は cutoffが100点、さらに Speaking 部門にも別に26点の足切りがあり、比較的おしい点とはいえ(全体で97、Speaking は24点)、どちらもクリアしていなかったため一瞬で門前払いを食らってしまったのだろう。

もちろん、この大学は超難関校なので TOEFL をクリアしていても不合格は変わらなかった可能性も高い。


最初に合格をくれたのは、University of Alabama Birmingham だ。

通常の一流校は、合格と同時に financial assistance をくれるのが一般的なのだが、中には合格だけ出して、財政援助はくれない大学も存在する。

この大学のランキングは他の3つと比較するとかなり低く(日本の MARCH ぐらいだろうか)、二月の段階では、合格をくれただけで financial assistance に関してはなにも言ってこなかった。

そして、4月に

「TA(Teaching Assistant)をやらせてあげられる(=お金あげられる)けどまだうちの大学に興味ありますか?」

というメールを貰った。

このときには、すでに UCI から合格を貰っていたので丁重に辞退させて頂いた。

(余談だが、ここの先生に「あなたの研究室に行きたいのですが」とメールしたときは非常に丁寧な返事をくれた。また、そのあとの質問にも本当に丁寧に答えてくれた。大学のランク自体はそこまでではないが、この先生は非常に有名で教育者としても評判が良かった。だから断るときは少し寂く、何故かフられたような気持ちになった(._.))


UCI は、3月の頭に僕がつきたい先生が直接メールをくれた。

「まだうちに興味があるなら合格を出します」

という内容だった。

その段階では、University of Wisconsin Madison からの連絡がまだだったので(こちらの方が UCI より1ランク上)数日悩んだが

「やっぱり寒いところはヤかなあ、カリフォルニアは近いし暖かいし綺麗だしなあー」

といったような感じで、結局思い切って offer を受けた。

今は良い選択だったと思っている。

(ちなみに、University of Wisconsin Madisonも素晴らしい大学で、非常に住みやすい街にあり、とても綺麗らしい。ただ冬は-20度にもなるらしい!)


さて、で、その University of Wisconsin Madison だが、ここは連絡が本当に遅かった!

普通の大学院への合格への返事は4月15日までにしなければならない決まりがあるそうなのだが、「まだ君は available ですかー?」というメールが4月の13日頃に来た!

もう UCI に返事をした後だったので、お断りのメールを出した。

もし、ここで「まだ興味あります、ぼくは available です」と返事をしたら果たして受かっていたか、はたまた落ちたか、それは永遠に分からない。

***追記(2019年2月)***

当時は無知だったのでこう書きましたが、このメールは chair から貰ったもので、これはつまりは「available なら合格を出します」という意味です。

******


さて、ぼくは4校しか受けていないが、余程自信がある場合を除き、これでは少なすぎると思う!

本当は、ぼくも10校近く受ける予定だったのだが事情もあって4校になった。

ぼくは修士の時代、様々色々あってほとんど勉強しなかったので(これは詳しくは気が向いた時に書くかもしれない) 、全く受かる自信がなかった。

よって、うまく UCI に合格が決まって本当にほっとした!


ちなみに、 旧帝大クラスの大学を良い成績で卒業し、セミナーもしっかりこなし、TOEFL で100点かまたはそれに準じる点数があれば、超一流校に4校出願すればまず間違いなく2,3校は受かる。

さらにそれに加え、日本で、東大や京大クラスの修士課程を出て、修士論文でそれなりのものを書いているなら、MIT だろうが Harvard だろうが Stanford だろうが、ほぼ確実に合格できる。

・・・が、上の条件を全て満たしている人などほとんどいないし、いたところでそのような人はこのようなブログを読まずとも勝手に留学して、20代で助教、30代前半で准教授になるだろう。

(個人的な感想だが、そういう人は、意外と留学をしないで日本の博士に行くことが多いような気がする。もったいない!)

だから、普通は、色々なレベルの大学院を、6~10校ぐらいは受けるべきかなあと思う。

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