さて、今日は、僕に多大なる影響を与えた朝日新聞の記事について書いてみます。
ぼくが日本の修士課程にいて、自分の生き方について悩み苦しんでいたころ
「内向きの学生 世界は君を待っている」
というタイトルの社説を読んだのだ。
その記事では今の日本の若者の内向き志向について色々と論じていて、最後に
「カチンときた学生諸君。思い切って海外に飛び出してみないか」
と結んでいた!
この最後の文言が僕の反骨精神に火をつけたのだ。
「そこまで言うなら僕がやってやる、今の日本の大人たちにガッツ溢れる若者もいるんだってことを見せてやる!」
と、当時23歳の僕は思ったのだ。
もちろん、この記事だけで留学を決めた訳でなくって、他にも色々な理由はある。
それも今度書くけれども、でもやはりこの社説は、当時のぼくに結構なインパクトを与えたのだ。
こんな風に、ちょっとしたことが他人の生き方に多大な影響を与えることがあったりする。
だからこそ人生は面白いのだ!
とにかくそういうことだから、このブログだって、他の人に影響を与えることもあるかも知れない。
今すぐということはなくても、文章はずっと残るわけだし、ぼくが次の世代の育成をするような年齢になったときに、当時の僕のような悩める若者がこれを読むようなことだってあるかも知れない。
ので、最後にもう少しだけ。
社説では
「次世代を担う日本の若者が、なま暖かい繭に閉じこもっていていいはずはない」
と書いてあった。
これは僕も本当にその通りだと思う。
僕の目にも、今の日本の若者達は元気も覇気もないように映るのだ。
もちろん、確かに難しい時代かも知れない。豊かになりすぎたことでフロンティア精神が消滅し、今の日本社会には閉塞感が漂っている。
でもそれでも、人類の歴史を振り返れば、それこそ想像するだに身の毛もよだつような残酷な時代だってあったわけで、それと比べれば、平和で言論の自由があり、やりたいことがやれる今の日本社会は理想郷と言っても過言ではないだろう。
今の社会にも数限りない矛盾はあるけれども、でも、不完全な人間というものが作る社会が「完全」であることなどはあり得ない。
だから、ぼくは、ぼくを含む今の若者は、本当に恵まれていると心から思うのだ。
そして、若さという最強の武器があるのだから、やりたいことはやってみるべきだと心の底から思うのだ。
と、いうことで!
これを読んでカチンときたガッツ溢れる後輩諸君! 思い切ってアメリカの博士課程に挑戦しに来ないか!
さて、では今日はこの辺で!