Ph.D.

GRE Subject について(その2)

今日は GRE Subject について書きそびれたことを書こうと思う。

前回 GRE Subject は非常に重要、と書いた。


では、実際どの程度得点すればいいかだが、正直に言うと、これについては良く分からない!

ぼくは、初回に870点、二回目に840点をとり、それぞれ下から93パーセント、90パーセントだった。

・・・が、60余問中、一体何問正解したかについては成績票には書かれていなかった。

また、試験問題は回収されてしまうし、日本の大学入試試験と違いネットで簡単に手に入るものではないため(というか恐らく入手不能)、自分でもどれぐらい出来たのかは今でも見当がつかない。


よって、900点換算された時の成績についてだけ、ぼくの知っていることを書くことにする。

実は、こちらについてはいくつかの大学院がホームページで目安を公開している。

例えば Georgia Institute of Technology(ジョージア工科大学)は合格者の平均が795点と書いているし、Northwestern University のページには

「800点以上取れているとなかなか良いです」

のような事が書いてある。


また、確か Stanford だったと思うが

「(下から数えて)90パーセントぐらいの成績でないと駄目です(余程他が良ければ話は別ですけど)」

といった記述があったと記憶している。


あとは、University of Pennsylvania(ペンシルバニア大学)では、合格者の毎年の平均が書いてあり、たしか650~750ぐらいだったと思う。


これを読んで「何だ余裕じゃないか」と思ったかもしれない。

実際、僕も自分の帰ってきた点数を見て、「どこでも受かるじゃん自分」みたいに感じた。


・・・が、実は、これは大間違いだ!

何故かというと、アメリカ人の受験者と留学生とでは全く合格基準が異なるからだ。


同じ基準では、全員が中国人になってしまう。

(中国の留学生の GRE や TOEFL の点数は常軌を逸して高い。)

それを避けるため、アメリカ人と留学生とは全く別な基準を設けているし、また留学生の中でもマイノリティーを優遇するのがアメリカという国だ。

これは僕の全くの感覚だが、アメリカ人の平均が600~700ぐらい、中国や韓国、インドなどの、化け物のように優秀な受験生の平均は850~870ぐらいだろうか。


大学が公表するのはあくまで「平均」だ。

実際は「平均点」をとる受験者が一番少ないのではないか、と僕は思っている。


だから、GRE Subject に関しては、しっかり勉強して、最低でも830~850点ぐらいは取るべきだろう。

これも僕の完全なる感覚だが、800点を切った場合、海外からの受験生は(超)一流大学受験に際しては不利にこそなれ有利には絶対にならないと思う。


まだ書き残したことはあるが、それはまた次回に書くことにする。

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