Ph.D.

奨学金について

今日は珍しく7時前に起きた。やはり早起きは気持ちがいい!

7時頃に近くのスーパーに行ったのだけど、朝早い時間は初めてで、店員の人たちが総出で棚卸をやっていて非常に新鮮な光景だった。


今日は大学院留学の奨学金について書いてみます。

日本のいくつかの財団は、海外の大学院を目指す学生に(返済不要の)奨学金を支給している(フルブライトのホームページに一覧が載っている)。


もちろん Ph.D.を目指す学生であれば、大学院に受かれば大体は学費免除で生活費が支給されるので、日本の奨学金を獲得しなければならないということは全くない。


だけれども、奨学金を得ていれば

1)優秀であることの証明になる

2)1)の理由から大学院も受かり易い

3)奨学金を通じて繋がりが得られる

などのメリットがある。


では僕はというと、3つほど応募したけれど、全て書類審査で落とされてしまった!

 (ちなみに奨学金の倍率は10~20倍ぐらいで、だいたいが書類審査+面接1回になっている。)


で、個人的な感想だけれども、多分、数学の人は余程優秀でないと奨学金獲得は難しいと思う。

何故かというと、数学科の人は普通は奨学金出願時点で実績が(ほとんど)ないからだ。


奨学金の〆切はだいたい8月の終わりぐらいで、修士の学生がこの時期までに立派な修論を完成させることは通常ない。

だから、研究業績において他の分野の学生と比べると圧倒的に不利だ!

(念のため補足すると、数学は他の理系の学問とは全く違い研究を始めるまでに膨大な時間がかかる。)

もちろん、この時期までに凄い論文を書いてるような人は奨学金も獲得できるだろうけれど、くどいけどそういう人はどこでも受かるし、そこまで優秀であれば奨学金よりずっと多い額の stipend 大学から貰えるだろうからそもそも奨学金など必要ない。


・・・とまあいうことで、数学専攻の人は奨学金を得るのはちょっと大変だ。

あまり期待せず、駄目もとでトライする、ぐらいの気持ちでやったほうがいいかも知れない。


では今日はここまでで切り上げます。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です