日記

イタリアにいます。(その4)

さて、今はウィーン空港にいます。ので、イタリアではなくオーストリアですね(笑)

昨日はほんの少しだけ時間があったので、念のためナポリの街の中心まで足を運んでみましたけれど、やっぱり今回も first impression が正しかったですね、ここはただ建物がそれっぽいだけの、汚らしくて不愉快なところです。

ナポリの街並み。


正直、この街には全くと言っていいほど魅力を感じないです!

結局、ナポリにせよローマにせよフローレンスにせよ、皆が口を揃えて素晴らしいところだと絶賛する街は、どこも欠片も美しいと思えなかったですね。

(つまりは感性が違うんですね。)

ので、前回「こっちに宿を取ったのは大失敗だった」と書きましたけれど、いや、ナポリに宿を取っていても全く同じように言っていたでしょうね!笑


・・・さて、ところで来月ですが、ちょっと訳あって鹿児島に行きます(これは研究集会ではなく私用です)。

そのあと京都の研究集会に直行して、あとはまた Trieste(イタリア)に行くかも知れません。もし行くとなると、Trieste はこれで3回目ですね。

Trieste は本当に美しいところでしたね。まあ、Trieste の街が美しいわけではなく(というか廻ったことがない)、研究所 ICTP の周辺が素晴らしいというだけですが。

初めて Trieste を訪れたのは Ph.D. の4年が終わったときの夏休みで、そこで L に再会したんでしたね。Ventotene でちらっと聞いたところ、彼女もまた Trieste に来るかも知れないみたいなので、そうなれば楽しいですね。


・・・実は、僕がダンスを始めたキッカケは彼女と踊りたかったからなんですよね!笑

また最終日にダンスパーティーなどあれば素晴らしいですね。まあ、絶対にないと思いますが(笑)


・・・さて、では何も書いてませんが、今日はもうこれで失礼します!

戻ったら、即そのまま日本数学会に出席するために仙台に行くので、8月9月10月は色々と盛りだくさんですね。



POSTED COMMENT

  1. 流体を学んでいる学部生 より:

    毎回のブログ、大変興味深く拝見させていただいてます。個人的な問題で恐縮ですが、質問させていただきます。小生は、力学系の特にカオスの数学に隣接する流体を、数理学以外の分野で学んできました。そのため、院進する際に、問題を数学的手法を用いて解く分野と、根本的なカオスを学ぶ数学の分野のどちらかに決めようと思っています。
    そこで、参考にさせていただきたく、質問ですが、すのう先生の周りに院から数学を学んだ方や、他分野を専攻しているが数学と関連している分野のため横断して研究している方はいらっしゃいますか?また、今現在解析学しか手を出していないのですが、幾何、代数は院に入ってから学び始めても遅くないですか?

    • SNOW より:

      日本大学の場合、数学科には純粋数学(数値解析などではなく厳密な数学)をやっている人がほとんど(というか全員?)な気がしますね。アメリカだと全く違うのですが。

      他分野から院で数学科に来る人も日本ではほとんどいない印象です。これもアメリカだと全く違うんですが。

      数値解析などの応用系の場合には、数学科ではなくたとえば情報だとか、そういうところでやられていると思います。

      • 流体を学んでいる学部生 より:

        返信ありがとうございます。
        お礼を言うのが遅くなってしまい、申し訳ございません。
        他学科よりも、研究職のポスト争いが熾烈なものだとは思いますが、まだ学部生と言うこともあり、その後は考えずに数学科の院試に突っ込んで行きたいと思います。
        海外の大学や情報学科なども検討したのですが、今は数学をやりたい気持ちが強いので、受かることを願って特攻します!

        • SNOW より:

          テニュアを取るのは、確かにかなり大変ですね。ただ、ちゃんとした実力がありしっかり研究している人は、なんだかんだでなんとかなっている印象です。

          それでも、日本で博士をとりそしてポスドクまでしばらくやってしまうと、もはや潰しが効かないのでそのリスクは常にあります。だからこそ、凡才を自認する人にこそ、アメリカの Ph.D. を勧めてはいますね。

  2. 流体を学んでいる学部生 より:

    ご丁寧なアドバイスありがとうございます。
    何度も質問申し訳ないのですが、もしアメリカの大学を視野に入れるとした場合に、数学に近い学科から数学科に院進することは、よくあることなのでしょうか?

    時間はまだあるので、アメリカでのphd取得も視野に入れて、今一度やりたいこと(数学)と学べる場所を照らし合わせて考えたいと思います。
    一般論から推測して、凡才である確率の方が高いですが、烏滸がましくも自認出来るほどの能力や知識すら無いので、取り敢えずは数学をやりまくります。

  3. SNOW より:

    失礼しました、ご質問に今気がつきました

    アメリカの Ph.D. の場合、数学以外の専攻から入学する人はそれなりにいますね。日本の学部3年生のことがしっかり分かっていれば十分に Ph.D. から数学科に行けます。

    ちなみに、自分が真に卓越していると思えないならば凡才です。そういう意味で「凡才」と言いました。ですので、言うまでもなく(数学に関しては)僕も凡才中の凡才です。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です