日記

イタリアにいます。(その3)

さて、6日間の Ventotene 島での conference も終わり、今は Mondragone とかいう町のはずれのホテルにいます。

本当は、研究集会が終わったらナポリに2泊する予定だったんですが、調べてみたらナポリの宿はどこもかなり高く、それでケチってナポリから20キロかそこら離れたところに泊まることにしたんですね。

で、結果はというと、まあ大失敗でしたね!笑

ここ、そもそもアクセスが凄まじく悪く、だからタクシーを使うのが大嫌いな僕はどこにも行けないし、しかもここ、いやーまあなんというか、我らがださいたまが heaven に見えるような町なんですよね!笑

Mondragone の街並み。写真だとだいぶマシに見えます笑

今までで訪れたところで一番ここに近いところを敢えてあげるなら New Mexico(アメリカです)ですかね。

あれ、僕がアメリカで初めて行った conference で、一緒に行った advisor は

“This is a depressing place…”

と言っていましたね。


・・・ただ、とはいえ、ここは New Mexico よりはだいぶマシで、別に本能がアラームを発するようなところではないです。

危険は感じないし、尻ポケットにスマホ等を入れていてもまあ大丈夫な雰囲気です。そもそも、人口密度も高くないですしね。

でも、埃くさいし空は汚らしく濁っているし、ゴミは落ちているしタバコのにおいもするし(ただし人口密度は低いのでこれはたいして気にならないですが)、生活水準が明らかに低くかなりのレベルの肥満の人がたくさんいるし、そのうえ水も明らかにくさいし(これは一体なんのにおいなんでしょうか?)、まあかなーり depressing な場所なのは間違いないです。


・・・まあ、とはいえ、世界を廻れば当然こういうことはあるし、そもそも何事も経験だし、これはこれで全く構わないです!

というより、たまにはこういう場所に来ることも大事なんです。

ださいたまが愛おしく思えるという素晴らしい効果もありますしね(笑)、毎回毎回すばらしいところに行くのが必ずしも良いとも限らないんですよね。


・・・さて、で、研究集会はというと、うーん、僕の研究分野からやや外れていることもあってそもそも知り合いもほとんどいなかったし(60人ぐらい参加者がいて知り合いは数人)、talk もよく分からなかったし、こと数学に関してはそこまで有意義でもなかったですね。もちろん、世界を廻るのはもうそれだけで価値があるので、だから良い経験にはなりましたが。

・・・そう、ところで、あと2年の間は、かなりの研究費があるので世界中の研究集会に片っぱしから行けます。

(考えてみれば、5月からは月1以上の頻度で海外に出ているんですよね!)

が、それ以降はもうそんな贅沢はできないので、しばらくは年に2回ぐらいが限度になるでしょうね。

でも、自分の研究分野にドンピシャなものってそこまでないので、だからそれでも十分です。僕は、研究も個人主義で(研究スタイルにも性格がそのまま反映されています笑)、だから共同研究も滅多にやらないですしね。

で、その間に研究でなにかドカンとすごいことをやれば、また大きな研究費を取ってくることもできますしね。もちろん、それにはかなーり頑張らないとダメですが。


・・・さて、実はスキューバダイビングのライセンスを取ることに決めました、なんていうことも書こうと思ったんですが、もう疲れてしまったので、それはまたウィーンの空港あたりで書くことにして、今日はもうこれで失礼します!


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