Ph.D.

TA について

とうとう6月になってしまった!

今日もまた、引きこもって勉強漬けの一日だ。


 ・・・でも、考えてみると、このような日々は本当に久しぶりだ。

僕は、大学生の初め頃から今年の4月まで塾講師や家庭教師として働いていたので、いつも毎週4日~5日ぐらいは仕事をしていた。

大学4年のときには仕事がない日は日曜だけだったし、毎年の夏休みなどの休日期間中も、講習会が朝から晩まであったから本当に忙しかった!

ので、毎日毎日家にいる、というのはぼくにはかなり久しぶりのことなのだ。


本当は、少しは社会貢献しよう(&働きながら料理を覚えてしまおう!)、ということで、(全面禁煙の)飲食店にいくつか応募はしてみたのだが、3つ面接をやったが全てに落ちてしまった!(笑)

まあ、「いいからおまえは勉強しろ」と、天が言っているのだと解釈することにしよう。

今の生活も充実していることだし!


さて、今日は TA(Teaching Assistant)の仕事について書いてみる。

前にも書いたが、数学などの純理論系は、研究だけしていればいいということは普通はなくて、どこの大学院でも TA をやらなければならない。

TA がないと学部教育が成立しないのだが、この制度がある理由はそれだけではなく、どうやらアメリカの大学院では「TAをやることも大学院教育のうち」という考え方があるらしい。

だから、どんなに優秀な学生であっても、通常は必ず TA として働く(ときもある)ようだ。

中には Northwestern University のように一年目と最終学年のときは TA の仕事を免除してくれる大学もある。

(1年目は「慣れなくて大変だろう」という配慮からで、最終学年は論文があるからだ。)


が、ぼくの行く UCI は、どうやら初っ端から仕事を振られるようだ!

(もちろん、初めからいきなり学部生の集団授業、とかではなくって、最初は質問対応等の仕事だとは思うのだけれど、詳細はまだ知らされていないので、どうなるかは分からない!)


この TA も、授業を行うからには、当然学生の評価の対象になる。

この評価が悪いと、TAの仕事を貰えなくなり給料もなくなったりする!


・・・と書くと、大学院は非情と思うかも知れないが、それは全く違う。

例えば、英語がどうも苦手であるために指導が思うようにいかない留学生もいるだろう。

「英語など勝手に上手くなれ」ではなく、大学院はちゃんとそういう学生のために英語のクラスだって設置してくれているのだ。それも無料でだ!

また、TA へのアドバイスをするような部もあり、上手くいかない時などはそこにフォローを求めることもできる。

つまり、実力主義ではあるのだけれど、上を目指す人にはちゃんと色々と機会を与えてくれるのだ。


さて、では僕自身はというと、実は、TA で学部生の授業をすることはとっても楽しみなのだ!

(もちろん心配がゼロだというと嘘になるが。)

僕は、塾の講師を5年間やって「自分は教えることに向いている」と思うようになったし、教えることにはそれなりに自信がある。

(塾の仕事については詳しくはまた今度書きます。)

TA の評価が高いと「excellent TA award」とかも貰えたりするようだし、一年目からこれを取ってやる!と今はとっても意気込んでいる。


・・・もちろん、いくら指導経験があると言っても、向こうでは英語で教えるわけで、これは全く初めての経験だ。

TAで必要になる英会話能力はかなりのものだろうし、初めはとっても苦労するのは間違いない、と思う。

ま、でも、それも経験だし、挫折したり苦労したりしながら成長していければいいなあ、なんてポジティブに思っている。


向こうに行ってからも TA の苦労話などはここに書きます。

一年後に「excellent TA awardが取れた!」と書ければ素晴らしいんだけど、さあどうなるだろうなあ?


 では今日はこの辺で切り上げます!

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