さっそくですが、まずは気になっている時事問題から。
・・・そう、パレスチナです。一体、あれはなんなんでしょうかね?
まず最初に言っておくと、世の中の大多数の人間は(今回も)大前提から間違っています。
今回の発端となったハマスの襲撃、あれは間違いなくイスラエルが意図的に起こしたものです。
イスラエルは、建国から半世紀をゆうに超える間、周りをすべて敵に囲まれながら生き残ってきたハイパー武装国家です。世界最高の諜報機関をも有しています。
そのイスラエルが、ハマスの動向に気が付かなかったはずがありません。
(あんな原始的な襲撃すら防げないぐらいの雑魚ならとうの昔に消滅しています。)
あれは、海外からの参加者も多い音楽祭というイベントを、「わざと」あの位置に配置換えさせ、「わざと」ハマスに襲わせたものです。
・・・しかし、どーもその意図がよく分からないですよね。。
予想に反して、ガザに(ある程度)本格的に地上軍を投入したみたいですし、西側諸国のメディアの報道も世界の世論も、思ったより随分と反イスラエルですしね。この戦争は誰が何のために起こしたのか、今後の展開を追わないと、まだまだ何も分からないですね。
・・・とまあいうことで、いい機会ですし、今回はイスラエルと宗教、そしてあとはナチスドイツのこととか、今までいつか書こうと思ってずーーーーっと後回しにしていたことをつらつらと書きます。
まず、最初に言っておくと、僕は(まあまあガチの)反イスラエルです。
ただし、これは別に歴史的な背景からではないです。
まあ、その歴史的な背景を見ても、おそらくイスラエルの方が大分悪いとは思いますが、しかし僕はパレスチナ紛争の歴史をそこまで深く知っているわけでもないし、それにそもそも「歴史」など多分に嘘が含まれているのは確実なので、だから当事者でもない自分が、安全なところからごちゃごちゃ言うつもりは(そこまでは)ないです。
ので、僕がイスラエルが大嫌いなのはそんな小難しい理由からではなく、ただ単に、実際にそこに2年近く住み、反吐が出るレベルで culture と people が不愉快だと感じたからです!
ただそれだけです。
・・・実際、当時も何度も書きましたよね!
イスラエルは
「virtue が一つもない、品性の欠片もないクソみたいな国」
でしたね!
本音を言えば、あんな国などいつ滅んでくれても構わないです。
(ただ、あの国の性格を考えると、滅びる前に必ず敵に対して核を使うだろうから、そう言う意味では「いつ滅んでくれても構わない」とは思っていないのですが。まあ、そもそもあの国は人類の終焉まで滅びないでしょうがね。)
・・・とまあ、ださいたま一の紳士として世界に知られる僕にしては珍しく口が悪いですが、一応、いくつかイスラエルのフォロー(というのでしょうか)などをしておきます:
1)もう世界をだいぶ回りましたが、young ladies の美しさは、この国が今のところダントツで No.1. です。ちょっとあれは、マジで絶句するレベルでしたね。
(ロシアとかブラジルに行けばまた違うことを言うかも知れませんが、その辺はまだ(大人になってから)行ったことがないんですよね。)
・・・ただ、ある程度年を取ったときの、そのビジュアルのあまりの暴落には目を見張るものがありましたけれどね。
(あのときも同じことを書きましたが)人間というものは不惑を過ぎればもう内面が外面に滲み出てくるものなので、まあつまりはそういうことなのでしょうが。
2)(他はともかく)テルアビブは美しい街でしたね。
・・・いや「美しい」というのは正しい形容詞ではないですね、ものすごい色気というかエロさがあって、それにちょっとラテンの情熱的な空気を加えたような感じでしょうか。あの感覚は実際に行ってみないと分からないです。
3)皆が皆、僕のようにイスラエルのことを悪く言っているわけではないです。僕と全く逆の view をもつ留学生もいました。
(ただし、あの国ほど、自分の住んでいる国の people と culture を嫌っている人に出会ったこともないですけれどね。向こうではそんなに人と接することもなかったにも関わらず、僕の view を共有する人には複数出会いましたからね。)
4)僕はイスラエルに行ったことを微塵も後悔していません。というより、その全く逆で、これ以上ないぐらい良い経験になったと思っています。
死んでももう二度と住みたくないですが(とは言っても、住むところや食べ物にお金を十分にかけて良いなら1、2年ぐらいの滞在は余裕)、本当に行って良かったと思っています。
ずっとアメリカにいたのでは見えなかったであろうものが見えるようになりました。視野が広がりました。
・・・だから、そう、つまり僕がいつも言っているやつです!
“Living in a foreign country when you are still young makes your life richer, no matter whether you like that place or not”
というやつです ^^
5) (言うまでもないことだとは思いますが)良い人はたくさんいます。
Media Noche という、(キューバン)サルサが無料で習える場所があって、そこでは本当に良くしてくれた人もたくさんいましたね。またイスラエルに行く機会があれば、あそこには必ず顔を出すと思います。
・・・さて、とまあ、前置きが(すさまじく)長くなりましたが、それではずっーーーーと書こうと思っていた宗教の話を少し。
昔の僕は
“Religion is the (main) source of human conflict”
だと、何の疑問もなく思っていました。
そして、宗教なんていうナンセンスなものを信じるなんて、なんてどうしようもなくバカな人たちなんだろうと思っていました。
その view がちょっと変わったのは、まずアメリカに行ったときです。
Ph.D. の学生でも、クリスチャンはそれなりにいました。が彼らは、僕ら日本人となんら変わらない、全くもって「普通の人たち」だったんですよね。
仲良くなってから宗教の話題になったことももちろんあって、そこで分かったのは、彼らは別にアダムとイブが云々とか、そういうのを信じているわけでもなく
「聖書なんて当時の人間が書いたものだから間違いだってあるに決まっているし」
みたいな感じだったんですよね。教会だって毎週行っているわけでもなかったですしね。
(もちろん、Ph.D. にも福音派もいたでしょうし、毎週教会に行く人もいたとは思いますが)。
・・・ところで、話は脱線しますが
「アメリカなどの海外で宗教の話題はタブー」
というのは完全に間違いです。もちろん、初対面の人や特に親しくもない人に振るべき話題では絶対にないですが、でも、仲良くなればそういう話になることは当然あります。
たとえるなら、そうですね、親しい間柄の人とは価値観や人生観、死生観の話だってしますよね。というか親しい人なら、その人が何を考え、人生というものをどう捉えているのか知りたいと思いますよね。それと同じことです。
・・・さて、とまあ、話は逸れましたが、まあそんなこんなで、アメリカに行って
「ある程度の教養レベルの人たちは、国籍や生まれ育ちに関わらず、感じ方考え方はそこまで変わらない」
という風に思うようになりました。これは前に何度も書いたことですね。
・・・でもそれでも、それはあくまで「ある程度の教養レベルの人たち」の話であって
「世の中にうんざりするほどたくさんいる、どうしようもなく頭の悪い人間たちが宗教に関わり、選民思想やら何やらに染まって human conflict が生まれる」
みたいな風にずっと思っていました。だから、アメリカの4年目5年目の頃も
「宗教に良い面があることは認めるが、それでも自分は宗教が嫌いだ」
みたいに周りには言っていましたね。
その view が決定的に変わったのは、イスラエルに行ったときです。
そうですね、イスラエルの建国記念日(つまりパレスチナにとっては国を奪われた日)や、あとは確か米大使館をエルサレムに移転するときもでしたね、そういうときに品性の欠片もないバカ騒ぎをやり、全く関係ない僕にも
“You should also celebrate!”
みたいな頭の悪すぎることを言い(もちろん何の悪気もないのでしょう)、そして SNS でもイスラエル万歳をやるような、そういうような人たちは全部、無宗教の人たちだったんですよ!
・・・ほら、Orthodox jews と呼ばれる人たちがいるじゃないですか。お酒の名前のニックネームがついた、あの悪役にそっくりのカッコをしている人たちです。
ああいう人たちが
「エルサレムは神が我々に与えた土地だ、パレスチナ人を皆殺しにして聖地を奪還するべきだ」
みたいなことを主張しているのかと思っていたんですが、でも実際は全く違ったんですよ!実際は全くの逆だったんですよ!
本当に、あれは衝撃でしたね!

本当に、この2、3週間は特に、ユダヤ教の Rabbi などが
「イスラエルの行いは正しくない。自分たちは Anti-Zionism であるが Anti-Zionism は Anti-Semitism ではない。」
みたいなことを世界に発信している動画を X でたくさん見かけましたね。
(Anti-Zionism とはイスラエル地にユダヤ人の国を建国することに反対すること、Anti-Semitism は反ユダヤ主義のことです、念のため。)
・・・だから、つまりはそういうことです!宗教というものは
「自分たちだけが選ばれた民で、それ以外は悪魔の子であり虐殺すべき」
みたいなものでは決してないんです。
世界でたくさんの人が長年信仰してきた宗教、それに流れる思想はどれも、博愛や友愛、慈悲そして救いなんですよ!
だから、まあもちろん、同じ宗教でないと結婚できないとか、女性は常にダボダボの真っ黒の服を着てなくてはいけないとか、特定の調理法で作られたもの以外食べないとか、うーんそれってちょっと現代の価値観とズレてんでないかなーと思うようものも少しはありますが、しかし宗教は決して main sourse of the human conflict ではないんです。
(イスラム原理主義だとかジハード(聖戦)だとか、ああいうのはただ宗教を戦争に利用しているだけです。)
だから、今の僕は全く anti-religion ではないです。これは、イスラエルに行って大きく変わったことですね。
・・・さて、とまあ、今日は大分書いてしまいましたが、せっかくなのでイスラエルに関する話題で最後にもう一つだけ。
そう、ナチスドイツの話です。
これ、ずっーーーと長い間、ものすごーーーーく違和感があったんですよね。
・・・だって、おかしいと思わないですか!?
なぜ、ナチスドイツだけが、僅かばかりの肯定すら許されず完全否定されなければいけないんですか?
たとえば、今のドイツでは、ナチス式の敬礼すら法律で禁じらています。
戦後からもう70年が経っているにも関わらず、遠く遠くの日本という国で、女の子たちがナチスの軍服に似た衣装で踊っただけで国際問題にすら発展します。
「ナチスの人体実験があったから科学が進歩した側面はある」
などと言えば、それこそ袋叩きにされます。
このポリコレ、ずっと昔からものすごく気持ち悪く感じていたんですよね!
・・・だって、じゃあ何故、原子爆弾投下やアメリカの起こした数々の戦争や、そして建国からずっとパレスチナ人を大量虐殺し続けているイスラエルは、何故ナチスドイツと同じように完全否定されないのですか?
「原子爆弾投下によって戦争が早く終わった」?
「アメリカは世界の警察であり紛争を解決させている」?
「イスラエルはただ自分の国を守っているだけ」?
そんな理屈が通るのなら、なぜ、ナチスドイツのホロコースト(仮にそれが本当にあったとしてですが)だけが、完全否定されなくてはいけないのですか?
ヒトラーは、快楽殺人者ではなかったはずです。
彼は彼で、血の通った人間だったはずなんです。実際、ユダヤ人の少女をにこやかに抱いていている写真が残っているじゃないですか!
彼には彼の正義があったのではないのですか?
彼は彼で、祖国ドイツを愛し、そのために戦争を起こしたのではないのですか?
なぜ、そのような view を述べることすら許されないのですか?
少し前に、AKB だか SKE だか BMW だかどこだったか忘れましたが、ナチスドイツっぽい衣装で踊ってユダヤ人団体から猛批判を浴びたときだって、あんなのは謝罪などせずにですね、
「黙れカスが、カッコイイ服で踊って何が悪いのか、ナチスドイツに迫害された子孫たちが作ったお前たちの国は今ナチスドイツ以上の残虐行為をパレスチナにしているではないか、どのツラ下げてそんなことをほざくんだ恥を知れクソが」
ぐらい言い返しても良かったのではないでしょうかね?笑
あ、もちろんこれは(30%ぐらい)冗談ですがね!笑
・・・さて、では今日はこの辺で失礼します・・・と言いたいところですが、最後の最後にちょっとだけ追記:
1)念のため言っておきますが、僕はナチスドイツのホロコーストがなかったなどとは思っていません。そしてもちろん、ナチスドイツが全く悪くないなどとも思っていません。
ただし、言われているほど悪くなかったのは確実だと思っています。勝った側が歴史を書くわけですから当然ですね。
2)Jewish people は国際社会にすさまじい影響力を持っているわけなので、だからナチスドイツが完全否定されなくてはいけないというポリコレは、やはり彼らが作ったものなのかも知れないですね。ま、僕は何も知らないので適当なことを言っているだけですが。
ではではー!^^