Opinion

「コロナはただの風邪」(その2)

さて、また大分更新するのをサボってました!

このブログはもう10年近く書いていて(数年前までは Google が無料で提供している Blogger を使っていました)、昔は一週間に複数回何か書いていたんですが、最近は大分更新頻度が下がりました。

まあ、また遅かれ早かれ(sabatical などで)海外に行ったりすることになるだろうから、そしたらまた色々書くと思いますが。


近況はというと、まああまり変わらずです。朝から晩まで研究室に籠って、数学をやったりネット将棋をやったりバチャータを練習したりしてます。

・・・そう、バチャータを始めたんです!

バチャータはサルサと同じラテン発祥の男女のペアダンスです。男女の距離がサルサより近く、動きもサルサより大分 sexy です。

(サルサバーなどの)フリーで踊れる場所に行くと、必ずと言っていいほどバチャータの曲もかかるので、やはり踊れた方が絶対に楽しいんですよね。サルサはもう大分出来るようになって、今習っているところでは色々と物足りなくなってきたところだったし、じゃあそろそろバチャータも習うか、ということで先週から習い始めました。

「2ヶ月後に発表会があるんだけどよかったら出ませんか?」

とか言われて

「やります!」

とか答えてしまったので、そうすると当然、1日に最低でも3時間ぐらいは練習しないと話にならないわけで、だから今かなーり大変です!(笑)


・・・ちなみに、ここ、ずっとサルサを習っていたところよりも参加者の年齢が大分若く、しかも真面目に取り組んでいる人が多いです。ので、しばらくしたらサルサもこっちで習おうかなと思っています。

実は、今サルサを習っているところは、一週間に一回だけレッスンにきてそれでおしまい、という人がほとんどで(数週間に一度の人も多い)、だから最近はやっていてイライラしていたところだったんですよね。周りが全く上手くならないので!

(当然ですが、何事も膨大な時間をかけないと出来るようにならないです。一週間に1、2時間しかやらないのではたとえ10年続けても到達できるレベルはたかが知れています。ある程度上手くなりたいのであれば、一週間に10時間を年単位でやらなければ話にならないです。)


・・・さて、ところで、話は変わりますけれど先週から新学期が始まりました!

僕は、今学期は数学科の新一年生向けの微積のクラス(最も基礎の内容を扱うクラスです)と、あとは4年生の卒研ゼミを担当してます。

授業をやるのは久しぶりでしたが、いやー、やっぱり teaching は本当に楽しいですね!つくづく、数学者より面白い仕事はこの世にないと思います。

マスクはというと、どうしようかかなり悩んだんですが、結局

「コロナに対する自分の考えを学生に伝えた上で使用しない」

ことを選択しました。

・・・これ、バランスが本当に難しいんですよね!

僕は、僕みたいに批判を恐れず言いづらい正論を言える人間は絶対に社会に必要だと思っているんですが、でももちろん、世の中には多様な価値観があり、そしてコロナを恐れている人もたくさんいるわけで、学生という customer に対しそのスタンスを取ることが本当に正しいことなのかどうか、実はかなり悩みました。

最終的には、別にマスクをしろという上からの命令があったわけではないのだし(もちろん要請はあったかも知れませんが)、 そういう大学の教員が日本に一人ぐらいいても良いだろう、ということで自分を納得させました。

自分の経歴も話したので、コロナを恐れている学生も

「コイツほどぶっ飛んだ変人ならまあ仕方ないかな」

みたいに納得してくれるんじゃないかという期待もありましたし!笑

(ところで、言うまでもないことですが、僕は上から命令があればたとえそれがどんなものであれ必ず従います。それは組織に所属する人間として当然のことです。もし大学から「授業中は教員はマスクをすること」という命令があれば、そのときにはついさっきネットで注文した「意味のないハイパーメッシュマスク」を使います。)


・・・さて、ずいぶん色々書きましたが、タイトルに関係する内容も少し。


今回の騒動で、色々分かったことがありました。

本当に面白いもので、コロナをヤバすぎ思うか全くの茶番と思うか、ヤバいならどういう理由でヤバいと思い茶番だというのならどういう理由で茶番だと思うのか、この全体主義や同調圧力をどう考えるか、そしてこの騒動に対しどういう態度を取り考えの違う他者に対しどう振る舞うか、それらを見れば、教養、知性、品性、価値観、死生観など、本当にその人の全てが分かってしまうんですよね。

ので、正直、幻滅させられることもたくさんありました。この人はこの程度の人だったのか、と思わされることもありました。

特に、リベラルと呼ばれる人たち、前政権のときにあれほど憲法だの立憲主義の崩壊だの人権だの叫んだ人たちが、この騒動に関し全くサイレントだったことには、幻滅を通り越してもはや衝撃でしたね!

彼らは、あれだけ人権を守れとか言っていたのにもかかわらず、今は

「コロナヤバすぎだから私権の制限やむなし」

とか本気で言っているんですよ!ゼロコロナとかいう、もはや正気の沙汰とは思えない主張を掲げている野党をいまだに支持しているんですよ!

日本のリベラルがまさかここまでバカだったとは、僕も正直かなり見誤っていましたね。

そして、右巻きとされる人たちの方が、遥かにまともなことを言っているんですよね。あまりにも滑稽で、もう笑うしかないです。


・・・そう、政治に関しても、かなり見方が変わりましたね。なんだかんだで結局は自民が一番マシだと思うようになりました。

もちろん、自民がロクでもないことは分かっています。前政権も、どう考えても色々相当よろしくなかったのは事実です。

しかし、野党のバカさ加減は僕の想像を遥かに超えていましたね。

「自民もかなりひどいが野党は論外」

と思うようになりました。


メディアに関しても、大分見方が変わりましたね。

主要3紙レベル(僕は産経を新聞だとは思っていません)のメディアが、まさかここまで大衆に迎合するとは思いませんでしたね!

これは何も、「どう考えても騒ぎすぎだ」という論調の(主要)メディアが皆無だったことを言っているのではないです。「どう考えても騒ぎすぎだ」という主張を全くといいレベルで取り上げなかったことを言っているんです。

今のメディアはもはや異常です。戦争を賛美し嘘の情報を流し国民を扇動していた、あの戦時中と何も変わらないです。


・・・と、まあ、散々幻滅したことがあったわけですが、実は良かったこともありました。

この騒動は、僕に

「世の中には素晴らしい人がこんなにたくさんいるんだ」

と思わせてくれました。


この常軌を逸した同調圧力の中で、何か一言でも言おうものならそれこそ袋叩きにあってもおかしくない今の日本で、名前や所属など全てをオープンにして

「今の世の中は狂っている、どう考えても騒ぎすぎだ」

と SNS なりなんなりで発信できる、立派な経歴を持った人たちがたくさんいるんですよね!

本当に、胸が熱くなりましたね。この世もまだまだ捨てたものではないと思わせてくれました。


で、そういうのはたくさんあったんですが、スタンディングオベーションを送りたいぐらいスカッとしたのは、やっぱりグローバルダイニングですね。

社長と弁護士の声明を見ましたが、本当に、

「よくぞ言ってくれました!」

という感じでしたね!!!

訴訟のためのクラウドファンディングも1日で目標額の一千万を突破し(僕も少額ですが寄付しました)、そこに寄せられた支持者のコメントにも、本当に目頭が熱くなりましたね!

(実は、グローバルダイニングの株を500万買うつもりです。ゼロになっても構わないというつもりで買います。口座を開いたりなんだりが死ぬほど面倒なのでまだ買えてませんが、そのうちに時間を見つけてやります。)


・・・さて、随分と書いてしまいました!

夜も遅いので、今日はもうこの辺で失礼します!




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