日記

フェアエル・イスラエル

さて、明日の早朝にここを出ます。

Moscow と Hong Kong 経由、大阪着です。そこから電車で京大に向かいます。


今は夜の11時です。やるべきことは全て終わりました。


荷造りは拍子抜けするほど簡単でした!リュックとキャリーバック(と言うんでしたか、あの小さいサイズのトランクです)だけ、しかもそれでスペースがかなり余りました!



・・・まあ、とにかく、これでこの国ともフェアウェルですね!


色々とかなりしんどかったですが、でも、これはこれで本当に良い勉強になりました。


さーて、またこの国を訪れる日が来るんでしょうか?



・・・そう、ところで話は変わりますが、この国で苦しんだのは環境だけではないです。


数学の方も、結果が思うように出ずに苦しんでました。今もまだ苦しんでいます。


Ph.D. 時代に advisor に

「(3年間の)postdoc のあとにアメリカの reasonably good university で tenure track を取れる可能性はどれぐらいだと思いますか?」

と聞いたとき、彼は

「volatility は huge だけれど」

と前置きして、

“if I have to give one number then it is eighty five”

と言ったんですよね。


・・・なんですが、もう postdoc の一年半が終わったというのにまだ話にもなっていないです!


アメリカの(UC Irvine レベルの)一流大学で professor になるには postdoc 時代に一流誌に数本出すのが必須なんですが、どうやったらそれが出来るのかまだ全く分からないです!

(ちなみに日本で professor になるなら今のペースで今のレベルの journal に publish し続けることができればそれで十分です。)


そして、ここイスラエルでは頭がなかなか数学モードにならず、それも正直結構苦しかったです。

Ph.D. では、それこそ1日18時間ぐらい数学をやったような時期もあったし、夢に数学が出てきて朝起きた時にはすでに数学の頭になっているようなそんなこともありましたが、こっちでは全然そんな風にならなかったですね!



・・・さて、とまあとにかくそういうことなので、僕にもまだまだ超えなくてはいけない壁があるんです!


まあ、どんな一流の数学者でもこうやって苦しむ時期が必ずあったはずなのだし(advisor が昔そんなことを言ってました)、だから僕も、新天地ではまた心機一転頑張らないとですね!



・・・さて、ではもうこの辺で失礼します!

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