数学

Have Your “Advantage”

さて、いつの間にやらもう3週目が終わりまして、残りは7週です。

来週には、今 instructor をしているクラスの midterm がありまして、当然その作成は僕の仕事なので、それは明日明後日でやってしまおうと思います。


・・・そういえば航空券ですが、値段の推移を表すチャートを見てみたら、なんと、買ったそのときだけ、ほんの一時的に値段が暴落していました!

調べてみたら今の値段はそれより10万ぐらい高いです。なんでそんなことがあり得るのか、もう訳が分かりません!


・・・さて、まあ話は変わりまして、今日はタイトルにあることについて。

これは半年ぐらい前に advisor に数学の research について話し合ったときに言われたことです。

どういう意味かというと

「選ぶ研究課題は、その分野の他の研究者たちと比べて自分が何かしらの “advantage” を持っているものでなければならない」

ということです。


例えば、(その分野の研究者に)良く知られた open problem であれば、それはつまり何人もの数学者がトライした(またはしている)けれど解けなかった、ということであって、だからプロの研究者と比べて遥かに知識と経験に劣る自分がそういう問題を選ぶのは wise とは言えないわけです。


逆に、これは僕の例ですが、advisor に貰った僕の5つ目のプロジェクトは Hyperbolic Dynamics と Math Physics に加え、Harmonic Analysis, Potential Theory が絡み合う(可能性のある)問題で、advisor によると

「この問題は二つの方向からアプローチが可能だけれど、この二つをどちらも理解している人間はおそらく世界にいない」

とのことで、もし僕がこの「2つの方向のアプローチ」をどちらもしっかりと理解したなら、それがこの問題に対する僕の絶対の “advantage” になるわけです。


研究プロジェクトというものは、そういう風に選ばなくてはいけないんです。



さて、では今日はもうこの辺で失礼します!

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