Opinion

慶応大学に行ってきました。

さて、昨日と一昨日は慶応大学に seminar talk & colloquium talk をしに行ってきました。

これ、慶応の T 先生に「そちらで seminar talk させてもらえませんかー?」とメールで頼んでセッティングしていただいたものです。

将来(というか2年後)は日本の(tenure or tenure-track の)position にアプライすることになるわけですが、その際にその大学に知り合いがいるか否かで採用の可能性が大きく変わるので、日本にいる9ヶ月のうちにできる限り日本の数学者とコネクションを作ろう、ということで、今はこうやって色々な大学を廻っています。

(念のためもう一度書いておきますが、ただ単に知り合いがいるだけでは意味がありません。アカデミアの人間は総理大臣ではないので「お友達に便宜を図る」ということは基本やりません。)

反応がすさまじく薄く(日本はそうなんですよね、海外だと全く違うんですが)、talk 中は audience の顔がまともに見られなかったですが(笑)、どうやらすごーく満足してもらえたようなので(T 先生には終わったあとに「最高じゃないですか」と言われました)、だから昨日は非常に浮かれていました(笑)

Colloquium は6階でありました。


まあ、とにかく、そんなこんなで、seminar talk はこれで城西、筑波、慶応が終わりまして、あとは東工大(9月末)、九州大(10月頭?)が残っています。他にも、ひょっとするとどこか行くかも知れませんが。

(ちなみに conference はあと4、5回ぐらいありそうです。とりあえずは来月末に京大に行きます。)


・・・そう、ところで、こうやって随分たくさん seminar talk させてくださいメールを prominent な数学者に送ったわけですが、先生たちは皆とっても親切なんですよね!

ほとんど駄目もとで送ったようなものだったので、正直本当に驚きました。

(東大数理しか知らない身としては、ほとんどは無視されるかまたは申し訳ありませんが無理です返事が返ってくるのかと思っていました。)

Tenure-track ですらない人間を seminar talk に呼ぶメリットなど事実上ゼロで、ただめんどくさいだけのはずなのですが(paper work とか部屋を確保したりとかその他色々)。



・・・さて、で、もう一つ思ったことですが。

7年前から3億7千8百万回ぐらい書きましたけれど、誇張ではなく本当に、僕の目から見て東大数理の存在意義はゼロです。あの「授業」と「教育」で、授業料と称して大学院生からお金を取っているのはもはや犯罪です。

(もちろん僕が知らないだけで、良い教育良い授業をする先生もいるのだとは思います。)

この前、久しぶりに東大数理を訪れたんですが、相変わらずの圧倒的なネガティブオーラに言葉を失いました。

まさに白い壁の牢獄です。あんな場所から数学者が育つとは思えないです。


・・・というより、実際に育っていないです!

東大院とアメリカの Ph.D. のどちらにも在籍した身としてこれだけは断言できますが、入学した段階では(UC Irvine レベルの)アメリカの Ph.D. の international の学生よりも東大数理の修士の学生のトップ50%の方が優秀です。それが5年間で完全に逆転します!



・・・さて、とまあ、そんなこんななので、日本の他の大学も同じような感じなんだろうなと何の疑問もなく思っていたわけですが、こうやって色々な大学を廻ってみて考えが全く変わりました。

単に、東大数理が異常なだけなのかも知れません。どこに行っても、先生たちはとっても親切だし active に研究もしているし、学生たちも元気だし雰囲気もとても良いんです!


東北大 AIMR も大好きですが、慶応も本当に気に入りました!是非、Michigan で一流の業績をあげて戻ってきたいです!



・・・さて、では今日はこの辺で失礼します。

POSTED COMMENT

  1. 江ノ島 より:

    東大数理に優秀な友人もいますが、彼らは元から優秀なので、東大数理に行っても基本的には自分の力で成長してるかもしれません。
    彼らがアメリカで一流の先生に指導されたら、東大数理よりもっと成長出来るのかものでしょうか?

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