数学

邂逅。(その2)

さて、無事筑波大でのセミナーも終わり、先ほど仙台に帰ってきました。今は夜中の12時半で、当然のごとく研究室にいます。

やっぱり、住み慣れた自分のオフィスは本当に落ち着きます!(笑)


・・・さて、ところで、城西大でも筑波大でももちろん件の天才女子高生の話をしました。

彼女の才をどう育てたらいいか、色々と先生達の意見など聞いてきたわけですが、まあとりあえずそれは置いておいて、彼女の発見した連分数もどきで進展というか出来事があったのでちょっとそれについて。


城西大で talk したときに、筑波大の博士の学生である伊藤君(彼とはまえに Marseille の CIRM で会った)にこの連分数もどきを話したら、6日後の昨日に筑波大でまた会ったときに彼が考えたことを教えてくれたんですね。


2番目の式は、少し変えると等式になります。

伊藤君がまとめてくれたもの。

・・・そう、書いてなかったですが、実は彼女、発見した式を書いた original の紙はなくしてしまったんです。

前回アップしたやつは、「こんな感じだったかなー」と言ってその場で思い出して書いてもらったものです。

ので、おそらく彼女はこの正しい式を得ていたのだと思います。


で、伊藤君がこのように表される数の一部(とは言っても実は全てかもしれない)はペル方程式の解から構成できることを発見してくれました。

たとえば

こんな式が得られます。



・・・さて、ということで、とりあえずご報告でした。今日はもうこれで失礼します!




POSTED COMMENT

  1. 鈍犬 より:

    女子高生という事は、思春期を経ているわけですね。それでも才が消えないのは、本物の才能なのですね。

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